2020年5月25日、ようやく、全国のコロナ緊急事態宣言が解除されましたね。
しかし、ウイルスが根絶されたわけではなく、少数の感染者が全国で出ています。
感染対策だけを考えれば、解除はせずにそのままでも良いのかもしれませんが、経済活動再開も必要という判断で
解除されたのでしょう。
緊急事態線源解除後で、時期的には熱中症も心配される時期ですが、今年は新たな
マスク熱中症という脅威が新たに懸念されています。
この記事では、マスク熱中症を避けるための工夫を考えてみました。
マスク熱中症とは?
夏場もマスクを使い続けているという方はもともと少ないでしょう。
しかし、今年は、緊急事態宣言解除後もマスクの着用が推奨されるでしょう。
夏場にマスクを使用することが不慣れな方において最も注意していただきたいのが熱中症です。
夏場のマスクの使用は熱中症のリスクを高めることが考えられています。
そもそも人は夏になって気温が高くなり体内に熱がこもるようになると汗をかいたり、呼吸することで熱を発散し、体温調節を行います。
ですが、マスクをしていると、呼吸で身体を冷やすことが難しく、むしろ体温を上昇させてしまいます。
また、顔の半分ほどがマスクで覆われることによって熱がこもりやすくなります。
このように熱がこもりやすく発散しにくくなっているのに加えて、
マスクによる加湿で口の渇きを感じにくくなるため、熱中症に気づくのが遅くなり、マスクなしで過ごしていた時よりも熱中症になるリスクは高まると考えられています。
気象庁の3ヶ月予報によると今年の夏は平年並みか平年よりも高めであることが見込まれており、いっそう、平年よりも熱中症のリスクは高まると考えておくとよいでしょう。
熱中症となり、医療機関を利用せざるを得なくなってしまうと、ただでさえ新型コロナウイルスで医療現場がひっ迫している状況では、さらに医療現場の負担を大きくしてしまいますよね。
マスクをしていると熱中症のリスクが高いということを自覚し、熱中症予防をしながら自分自身の体調、そして日本の医療体制をも守っていきたいですね。
マスク熱中症を防ぐには?
基本的な対策は通常と同じ
マスクの着用をして過ごすということが見込まれる今年の夏。例年にない夏が見込まれますが、どのように熱中症を防いでいけばよいでしょうか?
基本的な熱中症対策はマスクの着用の有無によって変わりはありません。
まず最も大切なのがこまめに水分を摂ることです。水分を摂る時間がないからと言って一気飲みをしても、水分はしっかりと体内に吸収されていきません。また、のどが渇いたときに水分を摂ってはもうすでに熱中症になっている可能性があります。水分はこまめにゆっくりと摂ることが必要です。
室内では冷房を活用し、室内を涼しくしておきましょう。マスクを着用して外出中に暑いと感じても、このご時世マスクをとって休憩というのはなかなか難しいでしょう。ですので、暑い日に無理して人の多いところへ行ったり遠出を控えるということをおすすめします。
今年に限っての対策
今年もともと外出を自粛して過ごしていたという方が多いため外の暑さになれていないという方も多く、緊急事態線源解除後にマスクをつけて厚い中外出されることで体調を崩されるという可能性もあります。まずは近場を散歩する、ベランダや庭に出てみるなど徐々に夏の暑さに体を慣らしていくことも必要です。
特にマスクをしているとのどの渇きを感じない場合が多く、気が付いたら熱中症になっているという可能性もありますので、より、こまめに水分を摂るようにしましょう。大人だけでなくのどの渇きを元々感じにくい高齢者や自分で喉の渇きなどを訴えにくい乳幼児も積極的に水分を摂りましょう。
どうしても暑くて苦しい、めまいがするなど熱中症の症状が出ているという場合には人のいないところで一旦マスクを外して呼吸を整え、水分を摂って休むという方法もよいでしょう。
三密の場所では、多少暑くても、マスクの装着が望ましいでしょう。
しかし、屋外の、周囲に人がいない、あるいはまばらな場所では無理してマスクをる必要はないでしょう。
マスク熱中症を防ぐグッズもあるよ
今年の夏に向けて各メーカーでは接触冷感のマスクの製造開発を行っているというニュースもあります。そういったマスクに切り替えることで、暑い夏もマスクをしながら乗り越えていけるかもしれません。
高齢者や乳幼児、そして基礎疾患を有しているという方は熱中症のリスクが一般の方よりもさらに高まることが考えられます。気象情報などしっかりと情報収集をし、自分の体調に合わせて計画的に外出をして熱中症を予防していきましょう。
マスク熱中症の対策グッズとしては、接触冷感マスクやマスク用の冷感スプレーがありますのでご紹介しておきますね。
接触冷感マスクの商品例
こんなマスクなら、多少の暑さもしのげるかもしれませんね。
マスク用の冷感スプレーの商品例
ユーカリやハッカなどのスーっとする香りで暑さから来る不快感を和らげてくれます。
(マスクの外側にスプレーするように注意しましょう)
三密の場所以外では、マスクを外す対策も必要
しばしば三密(密閉、密集、密接)の危険性の注意喚起がされてはいますが、
ウイルスが弱いとされる高温多湿の時期でもあり、特に屋外では紫外線のウイルス不活化も期待されています。
ウイルスを恐れるあまり、屋外で、三密でもない場所で、無理にマスクをして熱中症になれば、本末転倒です。
状況を見ながらマスクを外し、体温を放熱することも重要ではないかと思います。
首や四肢の露出を増やしましょう
マスクをしていると、顔面の熱がこもりやすくなり、例年以上に体温の放熱がしにくくなります。
TPOにもよりますが、マスク着用時は首や四肢の露出を多くして、発汗の気化熱による放熱を促すことも熱中症予防に重要と思います。
いつもより露出の多い服装を心がけましょう。
まとめ
2020年5月25日、ようやく、全国のコロナ緊急事態宣言が解除されました。
感染対策だけを考えれば、解除はせずにそのままでも良いのかもしれませんが、経済活動再開も必要な判断で
解除されたのでしょう。
この記事ではマスク熱中症を防ぐ工夫についてご紹介しました。
この夏を乗り切れば、2021年のオリンピックが見えてくるかもしれませんね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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