BrytonブライトンはGPSを搭載した一般電子製品を開発生産する台湾の企業です。
カーナビなどを手掛ける大手GPS関連企業から独立した社員が立ち上げたのがBryton。 サイクルコンピューターだけでなく、GPSウォッチ等の開発生産も行っています。
ブライトンの最新GPSサイクルコンピューター ライダー750
Brytonは様々なジャンルのスポーツのGPS製品を設計、製造していますが、2020年11月20日、GPSサイクルコンピューターの新製品「Rider750(ライダー750)」を発表しました。サイクリングのモチベーションが上がる仕掛けが満載ですよ。
フラッグシップモデルのライダー860Eの技術を落とし込みつつ進化させたミドルグレードモデル
ライダー750Eの中身とは?
- 本体のみ¥29,800(税別)
- トリプルセンサーキット¥38,800(税別)
多彩な機能の2.8”インチカラー液晶タッチパネル
直感的でわかりやすいアイコンデザイン
鮮明でユーザーフレンドリーなアイコンがページごとに表示され、直感的に主な機能にアクセスできます。
画面サイズはフラッグシップ860Eと同じ2.8”インチカラーになっています。
ダイナミックなグラフィック表示モード
ページのスクロールが簡単
反応の良いタッチスクリーンで、ナビやページのスクロールが素早くでき、データ項目の変更も簡単!
データのグラフィック表示が可能
走行データ(下記の項目)をダイナミックなグラフィック表示することも可能で、鮮明なカラーで走行中のデータを見ることができます。
・速度 ・ケイデンス
・心拍 ・パワー
視覚的に一瞬で情報が入ってくる感じで、ライド中の情報の視認性が高そうです。
ナビゲーション機能は音声検索機能つき
ブライトン初の音声検索機能(100以上の言語に対応)が載せられました。
行きなれない場所で、コンビニを探したりするときも、コンビニ っていえば、近くのコンビニリストを表示してくれるので
便利な機能ですね。
目的地音声検索動画(cyclowiredさんの記事からお借りしました)
なお、ナビゲーション時は、Bryton Activeアプリを起動し連携状態であることが必須です。
スマートフォンのインターネット回線を利用するためのようです。
オンラインでしか使えない点では、オフラインでナビが使える860と比べて若干劣る点ではあります。
またBryton Activeアプリが最新版でないとエラーなどが発生するため、利用する時は常にBryton Activeアプリも最新版にアップデートしておいたほうが良さそうです。
地図上にピンを立てての目的地検索も可能
Rider750のトップページから「ナビ」画面に移った後、音声検索窓の下に表示されているピンのマークを押すと、目的地設定方法がピンを使用する方法に移行します。これは表示されている地図を自由に動かし、任意の目的地を決められるというもので、これはこれで便利な機能ですね。
地図を動かしながら目的地を見つけてピンの位置をあわせたら、画面下部のチェックマークを押せば、確認画面が現れます。
その後に緑色のボタンをタップすれば、連携しているスマホがルートを作成し転送を行ってくれます。
ルート確認画面となるため、道のりと距離を確認した後にスタートマークを押せば、ナビゲーションが始まります。
Strava、Komoot、RideWithGPSからルートを自動的に同期する
上記3サービスに登録しているユーザー(私はStravaユ-ザー)であればアカウントをブライトンと連携することが可能。
連携させておくことで、各サービスで作成したルートデータを自動的にブライトンの「マイルート」に保存されます。
大まかな作業の流れは以下の通り。
1:スマホにルートデータを用意する
2:スマホからRider750にデータを転送する
3:Rider750でナビをスタートさせる
わざわざ転送作業を行う必要もなく、スマートにステップ2へと移ることができる優れもの。連携方法についてはアプリの画面に表示された案内に従えばOKです。
Bryton Activeアプリでもルートを作れます
手順はスマホアプリを立ち上げ、画面下部にある「コース」タブをタップ。「ルート作成」というタブがあるため、そこをタップすると地図が表示されます。後は先述したように地図をタップするか、左側のメニューページから目的地を検索していけば、自動的にナビルートは作成されていきます。
それらに適したルートを作成してくれます。
ルートを作り終えたら、画面右上の「↑」のマークをタップすると、名前をつけて保存するポップアップが表示される。任意の名前を入れ保存すると、「コース>マイルート」タブに保存が行われます。
サードパーティのプラットフォームからルートをインポートすることも可能
Bryton Activeでは外部サイトからダウンロードしたgpx形式のルートデータをインポートすることが可能。
これを使いこなせればイベント時などでルートデータを簡単にスマホへと移すことができ、モチベーションもおのずとアップしますね。
Rider750にはフィジカルテストがプリインストールされている
Rider750にはフィジカルテストであるbryton testがプリインストールされています。
Rider750にはFTP(Functional Threshold Power)や最大心拍数(MHR)、乳酸閾値心拍数(LTHR)、最大有酸素出力(MAP)を計測できるテストメニューがプリインストールされていますし、アプリであらかじめメニューを作成することもできるようです。
「ホーム画面>コース>Bryton Test」と進んでいくと、上述した各指標がリストアップされています。テストしたい項目を選び進んでいくと、テスト内容の詳細が表示され、ワークアウトが決まったら再生ボタンを押して、ペダルを漕ぐだけでフィジカルテストができます。
きつそうですが、平坦区間を強弱をつけて走る練習もできそうですね。
バーチャルライドにも対応
Rider750の大きな特徴の1つとしてスマートトレーナーとの連携が挙げられます。
Rider750でできることは、ナビゲーション用に用意したデータを利用して、勾配をスマートトレーナーで再現できます。
例えば、富士ヒルクライムのルートデータを用意すれば、家にいても富士スバルラインを走っているかのような勾配を演出できるということです。
ルートデータはRider750で記録したライドログからも作成できるため、一度走ったレースコースなどを再現することも可能です。
これなら実際のレース前にバーチャルで負荷のかかり具合を知っておくこともできて、レース前の大きな武器になりそうですね。
e-Bikeとの連携も可能
Rider750で接続できるのは以下のデバイスで750はeBikeとの連携も可能になったそうです。
センサー:ケイデンス、速度、心拍数、パワー
スマートトレーナー:通信形式ANT+ FE-C
電動変速:Shimano DI2、SRAM eTap、Campagnolo EPS
E-BIKE:Simano STEPS
バイクレーダー:Garmin Varia
バッテリー持続時間も約20時間とロングライドにも対応
フラッグシップモデルの860も16時間と長めですが、750は20時間と、ロングライドイベントにも対応可能です。
Bryton 機能比較(スマホの方は横にスライドさせてください)
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機種 |
Rider750 |
Rider860 |
Rider420 |
Rider320 |
Rider15 |
本体サイズ(縦x横x厚さ mm) | 92.5x49.7x23.8 | 100.0x58.0x24.0 | 83.9x49.9x16.9 | 83.9x49.9x16.9 | 71.0x46.2x16.5 |
画面サイズ | 2.8inch | 2.8inch | 2.3inch | 2.3inch | 2.0inch |
タッチスクリーン | ● | ● | |||
重量 | 93g | 128g | 67g | 67g | 52g |
防水機能 | IPX7 | IPX7 | IPX7 | IPX7 | IPX7 |
GPS機能 | ● | ● | ● | ● | ● |
気圧高度計 | ● | ● | ● | ● | ● |
バッテリー稼働時間 | 最大20時間 | 最大16時間 | 最大35時間 | 最大35時間 | 最大16時間 |
表示データ数 | 99+ | 85+ | 77+ | 72+ | 30 |
ログ記録(通常時) | 最大1000時間 | 最大1000時間 | 最大300時間 | 最大300時間 | 最大120時間 |
ログ記録(1秒間隔時) | 75時間 | 75時間 | 75時間 | 75時間 | 30時間 |
1ページあたりの表示項目数 | 12 | 12 | 8 | 8 | 4 |
最大ページ数 | 8 | 11 | 9 | 7 | 5 |
オートバックライト | ● | ● | ● | ● | ● |
オートスタート/ポーズ | ● | ● | ● | ● | ● |
スピード/ケイデンス/心拍計対応 | ● | ● | ● | ● | ● |
センサーとの通信方式 | ANT/Bluetooth | ANT/Bluetooth | ANT/Bluetooth | ANT/Bluetooth | ANT/Bluetooth |
パワーメーター対応(ANT+) | ● | ● | ● | ● | |
記録可能ラップ数 | 130ラップ | 130ラップ | 130ラップ | 130ラップ | |
ルートナビ表示 | ● (地図表記あり) |
● (地図表記あり) |
● (地図表記あり) |
||
デバイスでの履歴表示 | ● | ● | ● | ● | |
シマノ Di2対応 | ● Campagnolo「EPS」 SRAM「eTAP」対応 |
● Campagnolo「EPS」 SRAM「eTAP」対応 |
|||
STRAVA自動同期 | ● | ● | ● | ● | ● |
Bryton Appとの同期方法 | Bluetooth/Wi-Fi | Bluetooth/Wi-Fi | Bluetooth | Bluetooth | Bluetooth |
サマリー表示 | ● | ● | |||
同梱品 |
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Support Bike Profile | 3 | 2 | 2 | 2 | 2 |
ナビゲーション | ●(online) | ●(offline) | |||
E-bike | ● |
Bryton750の各通販サイトのリンクはこちら
まとめ
2021年の初投稿は、ブライトンから昨年末に新発売された、ミドルグレードのサイクルコンピューター 750Eをご紹介しました。
サイクリングのモチベーションが上がる機能満載です。
新しいサイクルコンピューターを検討中の方は要チェックですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今年もよろしくお願いします。
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