寒いのが苦手なライダーにとって、冬のサイクリングは辛いものになります。
実際に、冬のサイクリングで身体のどこが冷たく感じるかというと、手足、顔、耳あたりですね。
今回は、手の保温対策として、いつものグローブに重ね着をするインナーグローブというものをご紹介します。
手の保温対策にどんな選択肢がある?
さて、冬の手先の保温対策ですが、次の3つが考えられます。
①真冬用(気温0度くらいを想定した)グローブを購入する
②手の中に使い捨てカイロを入れる
③インナーグローブを購入してグローブを二重にする
上記①〜③について解説していきます。
①真冬用(ー5度から0度くらいに対応した)グローブを購入する
極寒対策として、真冬用のグローブを購入するという選択肢もあります。
これは、多くの方がまず考えることではないでしょうか?
パールイズミからヒーターが内蔵したグローブも発売されています(25,000円くらいします)。
メリットとしては、真冬用のグローブだけあって、やはり暖かさは抜群です。
しかし、デメリットもあります。真冬用のグローブは夏用やオールシーズン用のグローブに比べて非常に高価なものが目立ちます。もちろん安価なものもありますが、当然ながらより機能性や保温性を求めると、高価になります。
さらに、真冬用のグローブの多くが、適用シーズンがかなり限られるというのもデメリットに感じます。真冬のシーズンといえば、幅広く見ても12月〜3月ですが、例えば、早朝ライドか、日中ライドかによって、気温は10度くらい変わってきます。早朝は真冬用のグローブで快適かもしれませんが、午後になって少しポカポカ陽気になれば、真冬用のグローブでは暑すぎるかもしれません。
②手の中にホッカイロを入れる
真冬用のグローブは高いし、使えるシーズンが限られるので、購入をためらってしまう・・・そんな方は少なからずいると思います。
例えば、パールイズミで考えると、冬用のグローブとして気温0度、気温5度、気温15度のそれぞれに対応したグローブがラインナップされています。正直言って、朝方は気温0度用のグローブを使って、日中は気温15度用のグローブなんて贅沢な使い方はなかなか現医的ではないですよね。
だったら、比較的安価な気温15度用のグローブを買っておいて、それでも寒ければホッカイロを中に入れてしまえ!といったことを思いつきます。
まぁ、実際にホッカイロを入れてみることもありますが、確かに無いよりはあった方が温かいです。しかし、どうしても指先は冷たくなってしまいます。ホッカイロの配置としては手の甲です。手の内側はハンドルを握る手前、やや違和感がありますし、手の甲以外は難しいです。
③インナーグローブを購入してグローブを二重にする
真冬用のグローブは高価で買うのをためらってしまう。かといってホッカイロでは物足りない・・・もう少しちゃんと対策を考えたい・・・そこで非常に効率的なのがインナーグローブです。
インナーグローブというのは、文字通りグローブのインナーとして使うグローブのことです。つまり、グローブを二重にするということになります。
おすすめの使い方としては、真冬用ではなく、一般的な冬用(気温15度くらいに対応した)グローブとの併用です。インナーグローブも最近ではいろいろ種類がありますが、保温・発熱・速乾などの機能をもったインナーグローブが多くあります。
アウターグローブと保温機能を有したインナーグローブをダブルで着用すれば、真冬用のグローブと同等の保温性が得られることになります。
しかも、ポカポカ陽気になったり、汗をかいて暑くなれば、インナーグローブだけ外せばよく、非常に効率的です。このような使い方をすれば、11月〜4月くらいまで過ごせます。
インナーグローブおすすめモデル
①KAPELMUUR ライトサーモグローブEVO
KAPELMUURの「ライトサーモグローブEVO」。通常の自転車用グローブですが、フィット感の良い薄手の裏起毛グローブで、インナーグローブとしても使用できるモデル。
程よい保温性がありデザイン性にも優れているため、春秋はメイングローブ、冬場はインナーグローブとして活躍してくれます。
②PEARL IZUMI インナーグローブ
日本サイクルウェアブランドのPEARL IZUMIのインナーグローブ。
発熱して暖かさを維持させる「ヒートテックセンサー」素材と、体が温まり発汗した後も、汗を吸収し瞬時に乾かしてくれる素材が使用されており、極寒の冬場でも快適に安心してハンドル操作を行うことができます。
ASSOSが販売する「SPRING FALL LINER GLOVES」。
強度と断熱性、速乾性に優れたインナーグローブ。
縫い目も少なく全体的にフラットな形状でかさばりにくく軽量なモデル。
④おたふく手袋インナーグローブ
安くてよいと評判のおたふく手袋ブランドのインナーグローブです。
熱を蓄えて、温める
【素材】
ポリエステル(蓄熱粉末練り込み)、ナイロン、ポリウレタン
【サイズ】S・M・L・LL
【カラー】HG:ヘザーグレー
まとめ
これからますます寒さは厳しいものとなります。真冬用のグローブの購入もアリですが、すでに冬用のグローブを持っている方にとっては、インナーグローブという選択も、機能面でも経済面でも魅力的かと思います。参考にしていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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