今日は2022年4月17日です。
今回は、決戦用タイヤとしてパナレーサーAGILEST、練習タイヤとしてパナレーサークローザープラス、エリートプラスをご紹介します。
ロードタイヤメーカーとしてのパナレーサーとは?
1952年から創業している老舗自転車専用タイヤ、チューブ総合メーカーである「パナレーサー」は、常に新しい発想を持ち、挑戦し続ける日本のメーカーです。純国産タイヤメーカーとして「BRIDGESTONE」や「IRC」などと並ぶ有名メーカーです。
日本のプロツアーチームにロードタイヤを提供
日本のプロツアーチームも「「パナレーサー」のタイヤを使っているチームも多く、マトリックスパワータグ、宇都宮ブリッツェン、ヴィクトワール広島、那須ブラーゼンなど多くのプロロードレースチームにタイヤを提供しています。
新開発パナレーサーAGILESTのクリンチャー仕様は3種類
RACE EVO4シリーズのリリースから3年、研究と実験を積み重ね
「ZSG AGILE Compound」
「Tough & Flex Super Belt/Outer Shield」という2つのテクノロジーを投入。
「ゼロ・スリップ・グリップ」という言葉の頭文字を取ったZSGを冠する「ZSG AGILE Compound」は高いグリップ力を維持したまま、前回の「ZSG ADVANCED Compound」から 12%の転がり抵抗の低減。
高い耐パンク性と快適性、軽量性を実現させるために生まれた「Tough & Flex Super Belt」は、これまでの「Pro Tite」以上の性能を発揮します。
これにより高次元でグリップ力、耐パンク性能を発揮しつつ、しなやかな乗り心地も実現した、レースからロングライドまで幅広く性能を発揮する次世代のレーシングタイヤ誕生。
また機材進化に合わせるために、全商品『新ETRTO規格』。
プロファイルもラウンド形状で新しく設計しています。
先代のRace Evo4シリーズまでは、Race Evo Cを除き、タイヤ頂点が尖った「All Contact Tread Shape」という断面形状(プロファイル)が採用されていたようです。
すくみずログhttps://skmzlog.com/panaracer-agilest/さんの記事より
直進時は接地面積を減らして転がり抵抗を削減しつつ、コーナーでは広い面積で接地しグリップを高めるというコンセプトだったが、バイクを倒し込む際に違和感があり、独特のフィーリングに馴染めない人も一定数いた。
また、タイヤが摩耗すると理想的な形状が崩れてしまうという欠点もあった。AGILESTシリーズでは、断面形状を再設計し、一般的なラウンド形状のプロファイルとなった。
グリップ感が安定することで、Race C Evo4のようにコーナーを切り返すような場面でも自然なフィーリングが得られ、安心してバイクをコントロールできる。
①AGILEST(標準モデル)5,700円(税抜)
圧倒的な転がりの軽さを保持しながら、高い耐パンク性能とグリップ力、しなやかさをも同時に実現する究極のバランス『Panaracer Ratio』を体現するスタンダードモデル。
新開発された「ZSG AGILE Compound」、「Tough & Flex Super Belt」を搭載し、前作より転がり抵抗低減と40gの軽量化を果たした。(※700×25C比)
最もオーソドックスであり様々なシーンやレースに対応する次世代のレーシングタイヤ。
サイズ(重量)
700×23C (180g)
700×25C (190g)
700×28C (210g)
サイドカラー
ブラック、スキン、レッド(25Cのみ)、ブルー(25Cのみ)
テクノロジー
コンパウンド 「ZSG AGILE Compound」
ブレーカー 「Tough & Flex Super Belt」
ケーシング 「Advanced Extra Alpha Cord」
②AGILEST DURO(高耐久モデル)6,200円(税抜)
新開発された「Tough & Flex Super Outer Shield」+Pro Tite BeltによりAGILESTから更に耐パンク性能がグレードアップしたモデル。
また「ZSG AGILE Compound」により、レース・トレーニングからロングライドまで対応する性能を誇り人気であった前作から20gの軽量化を果たし、更に転がり抵抗も低減した。(※700×25C比)
パンク要因の多い荒れた路面や、パンクを避けたいロングライドなどで威力を発揮する超強化レーシングタイヤ。
サイズ(重量)
700×23C (210g)
700×25C (220g)
700×28C (250g)
サイドカラー
ブラック
テクノロジー
コンパウンド 「ZSG AGILE Compound」
ブレーカー 「Tough & Flex Super Outer Shield」
ブレーカー 「Pro Tite Belt」
③AGILEST-LIGHT(軽量モデル)6,200円(税抜)
AGILEST以上の圧倒的な走りの軽さを実現するために、トレッドパターンから原材料まで全方位による専用設計がなされたモデル。
新テクノロジー「ZSG AGILE Compound」、「Tough & Flex Super Belt」により、
極限まで軽量性を求めたGILLARから重量を増やすこと無く、転がり抵抗低減が実現した超軽量レーシングタイヤ。
サイズ(重量)
700×23C (160g)
700×25C (170g)
サイドカラー
ブラック
テクノロジー
コンパウンド 「ZSG AGILE Compound」
ブレーカー 「Tough & Flex Super Belt」
ケーシング 「Advanced Extra Alpha Cord」
すくみずログさんのレビューでは接地性が良いと好感触
引用元:https://skmzlog.com/panaracer-agilest-cl-impression/
AGILESTはタイヤの路面追従性が高く、常に接地しているような感覚がある。ハイグリップなコンパウンドも相まって、上りやスプリントで踏み込めばしっかりと「掛かる」し、峠の下りもハチャメチャに攻め込める。跳ねない足回りは安心感が違う。
製品名の語源となった「Agile:機敏な、敏捷な」の通り、加速・減速・旋回の限界が押し上げられるタイヤだと感じた。
跳ねないタイヤは乗り心地も良い。25mmに満たないタイヤ幅なので、相応に硬質ではあるが、路面から伝わる振動の角は取れているし、舗装がひび割れた場所でもバタバタしない。
AGILESTシリーズはいずれもしなやかさに優れるが、3種を使った上で最も「跳ねない」タイヤはスタンダードモデルのAGILESTだった。
練習用タイヤとしてクローザープラス(溝なし)、エリートプラス(溝あり)もいいね
クローザープラス 3,381円(税抜)
「軽い走りをもっと気軽に」をコンセプトに開発された「CLOSER」を、耐貫通パンクベルト「PRベルト」で強化。軽さと耐パンク性能が高い次元でバランスされた軽量ミドルクラスモデル。
エリートプラス 3,048円(税抜)
従来モデルからタイヤコードの本数を増やすことにより、ケーシングの糸密度を25%アップし、ケーシングの耐久性を向上。更に、走行性能と耐久性能のバランスに優れたZSGコンパウンドのトレッド厚を20%アップし、耐パンク性能も向上。 注)650Cサイズのみトレッドパターンが違います。
まとめ
今回は、純国産ロードバイクタイヤメーカー、パナレーサーのロードバイクタイヤの新開発タイヤAGILESTシリーズについて記事にしてみました。
次のロードバイクタイヤ選びの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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