あなたの古いロードバイク、どうしていますか?使わずに眠っているなら、今こそバイクを再活用するチャンスです。シマノのスプロケットはますます多段化していっていますね。ダイレクトドライブ式だと、スプロケット数に合ったスマートトレーナーを選ばないといけませんが、タイヤドライブ式なら気軽に効率的なトレーニングが可能になります。ただしダイレクトドライブ式は高機能でバーチャルライドやアプリを使った負荷の強弱を使ったトレーニングをお望みであれば、ダイレクトドライブ式が良いです。あなたのバイクに新たな可能性を加えてみましょう。
シマノスプロケットの段数とその特徴
古いロードバイクを持てあましているあなたにとって、シマノのスプロケットは身近な存在でしょう。シマノは、数十年にわたり多くのサイクリストに愛されてきたブランドであり、スプロケットの段数によって異なる特性を持っています。ここでは、一般的な段数ごとの特徴を紹介します。
8ー10速スプロケット
8速スプロケットは、比較的古いモデルのロードバイクに多く見られます。この段数は、初心者やカジュアルライダーに適しており、安定した走行が可能です。平坦な道や軽いヒルクライムには十分なギア比を提供しますが、急な坂道や長距離には少し物足りないかもしれません。
9速スプロケットは、8速に比べてギアの選択肢が増え、より多様な走行スタイルに対応できます。この段数は、一般的に中級者向けであり、トレーニングやレースにもより適しています。スムーズなシフトチェンジが可能で、サイクリングの楽しさを一層引き立ててくれます。
10速スプロケットは、より高いパフォーマンスを求めるライダー向けです。ギアの選択肢が多く、急な坂道でも力を発揮します。特にヒルクライムやスプリントでの加速が求められる場面でその真価を発揮します。高いスピードを維持しながら、快適なライディングを楽しむことができます。
11速スプロケット
最近のモデルでは、11速スプロケットが主流となっています。この段数は、より高みを目指すサイクリストにも愛用されており、最高のパフォーマンスを引き出すための設計がなされています。特に、高速走行や長距離ライドにおいて、その恩恵を感じることができるでしょう。
12速スプロケット
洗練された12段のギアの組み合わせは、あらゆるレース状況において最高の効率と加速性能を提供します。
最大ペダリング負荷においても、より高速でスムーズなシフティングが可能となります。 この辺のクラスでもて余しているというよりは最新のバイクですね。
シマノスプロケット段数ごとのおすすめスマートトレーナー
それでは、各段数に応じたおすすめのスマートトレーナーを見ていきましょう。スマートトレーナーは、トレーニング効果を最大限に引き出すための重要なアイテムです。
8速スプロケットにおすすめのスマートトレーナー
8速スプロケットを搭載した古いロードバイクには、エントリーモデルのスマートトレーナーを選ぶと良いでしょう。
8速スプロケットを搭載した古いロードバイクには、手軽に使用できるエントリーモデルが適しています。
価格抑えめのタイヤドライブ式
比較的リーズナブルで10万円以下で手に入りやすいタイヤドライブ式。Zwiftコース上の斜度(15%以上)が再現しきれないモデルは多いが、わざわざ後輪をはずす手間がなくトレーナーにバイクをしっかりと固定して、負荷装置を調整したらペダルを漕ぐだけの簡単さもポイントのひとつです。
タイヤドライブ式トレーナー代表モデル-1
Wahoo KICKR SNAP
エントリーレベルのライダーに最適な、タイヤドライブ式のスマートトレーナー。
後輪をはずす必要がないので簡単にセットアップできる気軽さと、リーズナブルな価格が魅力。
簡単装着型のタイヤドライブ式
クイックリリース式の調整可能なホイールベースクランプにより、幅広いフレームサイズとタイヤサイズに対応し、容易な自転車の脱着により室内トレーニングから外でのライディングに素早く移行したいアスリートや、複数のライダーが同じトレーナーを使用する家庭にも最適。
タイヤドライブ式トレーナー代表モデル-2
Wahoo KICKR ROLLR
Wahooが伝統的なローラーをリデザイン。前後輪を取り外す必要がないため、イベントや大きなトレーニングの前のウォームアップ台としても理想的で特にレース前のバイクチェックで装備を変更することができないトラックレーサーやプロのライダーにもおススメ。KICKR ROLLRでは、革新的なセーフティタイヤグリッパーにより、2.1インチ/53mmまでのタイヤの自転車を前輪で固定できるため、バランスを取ることが苦手なサイクリストでもローラーの自然な乗り心地を容易に体験可能、かつスプリントにも耐えられる安定したプラットフォームが提供されます。
※スマートトレーナーとしての機能を使う場合には自転車に取り付けるパワーメーターが必要となります。
※ZwiftについてはKICKR ROLLR(キッカーローラー)単体では動かせません。(スピードセンサーとケイデンスセンサーをお持ちの方はそれを用いて 接続しアバターを動かす事は可能です。)
9速スプロケットにおすすめのスマートトレーナー
9速スプロケットに対応するトレーナーでは、パワー計測機能を強化したモデルが最適です。
GARMIN TACX FLUX 2 SMART
Flux 2は、9速スプロケットにも対応し、リアルな走行感を提供します。パワー計測精度も高く、特にヒルクライムなどのトレーニングに最適です。
マグネット:永久フェライト磁石および電磁石各8個
電源:110-240V
無線インジケーター(ANT+/BLUETOOTH):2LED
対応カセット:シマノおよびSRAM8~11スピード。※Campagnolo用フリーボディは別売りです。(Specilized SCSには非対応)
対応アクスル:130mm,135mm,142×12mm,148×12mm(スルーアクスル用アダプターを標準装備)
最大負荷:2000W
シミュレーション可能な最大勾配:16%
最大トルク:41Nm
最大ブレーキ力:120N
フライホイール:7.6kg
慣性質量:31.2kg
キャブリレーション:スピンダウン
設置面積:670×642mm
高さ:460mm
重量:23.6kg
ワイヤレス通信:ANT+,BLUETOOTH
操作元:スマートフォン、タブレット、ANT+バイクコンピューター、スタンドアローン、ANT+アンテナを介したコンピューター接続
測定精度:2.5%未満。
Elite Direto XRーT
最大2300Wの出力と24%の最大再現勾配という高性能とパワーメーター、自動負荷機能などスマートトレーナーに必要な機能を盛り込んだハイエンドモデルながら、15万円を切るお求めやすい価格を実現しています。 三脚タイプで、安定性が高いのも特徴です。なお、折りたたみも可能ですので、収納時はとてもコンパクトになります。
ディレート XR-Tにはスプロケットが付属しないので、10~9段変速ユーザーの方や、スプロケットをお持ちの方にもオススメです。
高い精度でパワー計測が可能なこのモデルは、9速でも非常に滑らかな走行感を提供します。リアルな負荷調整が可能で、トレーニング効果を最大化できます。
Elite Direto XR-Tはカセットスプロケットなしの製品です。
10-11速スプロケットにおすすめのスマートトレーナー
10-11速スプロケットを搭載したバイクには、「Wahoo KICKR smart」や「Elite Suito」がおすすめです。このクラスのスマートトレーナーは、非常に高いパフォーマンスを発揮し、特にレースシミュレーションや高強度インターバルトレーニングにおいて、その実力を発揮します。BluetoothやANT+を介した接続が可能で、様々なトレーニングアプリに対応しています。
Wahoo KICKR smart
スマートトレーナーの中でも常に先頭を走り続けるKICKRに超高速Wi-Fiを追加。屋内で接続して、競争やトレーニングを行うさまざまな手段を提供します。
+/- 1%のパワー精度
左右の動き
自動キャリブレーションとファームウェアのアップデート
高い静粛性 スピード、距離、パワー、ケイデンスのデータを測定
Wi-Fi接続による安定した高速データ転送
ERG Easy Rampによりワークアウトへの復帰が容易に
オドメーターが総走行距離を記録
レースモードでは、新たに搭載されたWi-Fi機能で最大10倍速くなった反応速度により、各アプリへのパワーの伝達がスピードアップ。重要なレースステージで競争力を高めます。
Elite Suito
SUITOはダイレクト・トランスミッションホームトレーナーで初めて「POWER METER LINK(パワーメーターリンク)」を搭載したモデルで、普段ご使用のバイクに既に取り付けられているパワーメーターのデータを利用し自動負荷調整を作動させることが可能
自転車にパワーメーターを取り付けていない場合は、SUITOに搭載されている磁気抵抗ユニットとELITE独自のアルゴリズムを用いた計算値でパワーを導き出し、そのデータをヴァーチャルライドに利用します。計算値の精度は±2.5%以内の誤差に収まるよう1台1台丁寧にキャリブレーション
ダイレクト・トランスミッションホームトレーナーならではの非常に優れた静粛性は、ドライブトレインの改良と筐体のサイドにスチールを採用することでさらに磨きをかけ、日本の集合住宅などでも周囲を気にすることなく使用可能
セットに付属しているスプロケットやバイクとの相性についてはご自身で確認してください。
【まとめ】
古いロードバイクを持て余している皆さん、シマノのスプロケット段数はタイヤドライブ式であれば(ダイレクトドライブ式でなければ)さほど気にせず、予算に合ったスマートトレーナーを選ぶことで、気軽にあなたのサイクリングライフが広がります。トレーニングはもちろん、ヴァーチャルライドやアプリ負荷など新しいライディング体験を通じて、健康を維持し、さらなる挑戦を続けることができるでしょう。さあ、あなたのバイクを再活用してみませんか?
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