私も愛用しているセラＳＭＰ（Selle SMP)のサドル。
ロードバイク乗りの間では、サドル難民という、サドルの形が自分のお尻の形に合わず悩んでいる方々が一定数います。
この記事では、Selle SMP社のHP(英語）で扱われているサドルファインダー(Saddle Finder)という自分に合ったサドルを見つけてくれるミニアプリのご紹介と、私に推奨されたサドルの一例をご紹介します。
Selle SMP社とは
イタリアのベネチア近郊に本拠を置く「Selle SMP」社の創業は1947年。
名前の由来は創業者の「Martino Schiavon」の頭文字と、本社がある「Padova」の地名から。ちなみに「Selle」はイタリア語でサドルを意味します。
高級モデルはすべてイタリアの職人による手作業生産です。
コンフォートモデルは機械製ですが、イタリア本国で生産されています。
レールもサドルベースもすべてイタリア製、100%Handmaid in Italyを保証するこだわり方です。
特徴的なカーブと穴あき
特徴的な流線型サドルは、お尻が「点」ではなくて「面」で当たります。
経験した方は皆わかると思いますが、ふわっとしたすわり心地に驚きます。
平面の一般的なサドルは、お尻や尾骨が「点」で接するため、全荷重が一点で当たってしまい、血流が悪くなったり、圧迫されて男性であれば尿道痛や血尿が生じることもあります。
「面」で支えるサドルは、接地面積が広くなるため、荷重が分散することにより痛みが出にくくなります。痛み以外にも、お尻にフィットすることにより、パワーがより出やすくなるというメリットがあります。
泌尿器科医が開発に関与
新モデルの開発の際には、協力関係のある泌尿器科の医者に依頼して、サドルとお尻の圧迫状態などのデータを得ているといいます。
特徴的なデザインは上体荷重を効果的に分散するエルゴノミック・デザインです。
穴あきとカーブ形状で、高い通気性とホールド性を併せ持ち、尿道への負担をへらしています。
自分のお尻にぴったりのSMPサドルを教えてくれるサドルファインダー
私も知らなかったのですが、SMPの本社のHP上に
- 性別
- 年齢
- バイクタイプ
- サイクリングタイプ
- サイクリングカテゴリー
- 月間のサイクリング頻度
- ジェルあり、ジェルなし
- 坐骨幅（お知りの骨の出っ張り部分の幅） 私の場合11cm
を選択するとその人にあったSMPサドルを教えてくれるサドルファインダー という機能がありました。
iphone app storeにも 「Selle SMP」と入力するとiphone app.を入手できます。
私の条件で検索すると、ジェルなしでなしは以下の製品を推奨してくれました。
私の体型のジェルなし推奨品
SMPハイブリッド(9,000円前後）
坐骨幅対応 9-12ｃｍ
パッド：厚め
サドルサイズ（幅、長さ） 140mm 275mm
サドル重量 300ｇ
（私がロードバイクで愛用しているSMPサドルです）
SMPエクストラ（7,000円前後）
坐骨幅対応 9-11ｃｍ
パッド：厚め
サドルサイズ（幅、長さ） 140mm 275mm
サドル重量 365ｇ
（私が通勤用クロスバイクで愛用しているSMPサドルです。形状はほぼハイブリッドと同じのようです）
VT30c（13,500円程度）
SMPでは比較的新しいラインナップでエルゴノミックデザイン、少し坐骨幅が広めの人にも対応し、前後の体重移動もしやすく、SMPサドルの中ではカーブ少なめ、前後径は短めのようです。
坐骨幅対応 11-15ｃｍ
パッド：中等度
サドルサイズ（幅、長さ） 155mm 255mm
サドル重量 280ｇ カーボンレール225ｇ（受注生産）
WELL S（27,000円程度）
これも比較的新しいラインナップで、坐骨幅が9-11.5ｃｍ対応と比較的細めの方に合う形状です。やわらかめのジェルバージョンもラインナップされています。
坐骨幅対応 9-11.5ｃｍ
パッド：中等度
サドルサイズ（幅、長さ） 138mm 274mm
サドル重量 280ｇ
私の体型のジェルあり推奨品
SMPエクストラジェル(27,000円前後）
坐骨幅対応 9-11ｃｍ
パッド：厚め
サドルサイズ（幅、長さ） 140mm 275mm
サドル重量 430ｇ（ジェルなし＋65ｇ）
レールにも振動やショックを吸収する技術が導入されているようです。
WELL Sジェル（30,000円程度）
これも比較的新しいラインナップで、坐骨幅が9-11.5ｃｍ対応と比較的細めの方に合う形状です。このジェルバージョンはロングライド愛好派向きです。
坐骨幅対応 9-11.5ｃｍ
パッド：中等度
サドルサイズ（幅、長さ） 138mm 274mm
サドル重量 340ｇ（ジェルなし＋60ｇ）
ジェルなしだけどハイブリッドユーザーの次のアップグレードにはヘルhellもおすすめ
ハイブリッドより少し座面の弯曲が少なめで、パッドは薄めですが、重量は280ｇ程度と軽めで、値段も12,000円程度と少し手ごろです。
以前大阪の展示会でSMPのショップさんから次のアップグレードにはこれを実際薦められました。
理系な人の趣味ブログさんから画像をお借りしました。
サドルサイズ（幅、長さ） 144mm 280mm
サドル重量 280ｇ
まとめ
ロードバイク乗りの間では、サドル難民という、サドルの形が自分のお尻の形に合わず悩んでいる方々が一定数います。
この記事では、Selle SMP社のHP(英語）で扱われているサドルファインダー(Saddle Finder)という自分に合ったサドルを見つけてくれるミニアプリのご紹介と、私に推奨されたサドルの一例をご紹介しました。
私の次のＳＭＰサドルの候補としては、VT30c, WELL S, HELLあたりと思っています。ジェル入りも気になるところですが値段が・・・。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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