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サイクリストなら受動喫煙防止法について考えよう。この際禁煙はいかが?

更新日:

2019年7月から受動喫煙防止法が施行されました。これは喫煙者のみならず、周りの受動喫煙者にも、少なからず健康被害があるとわかったためです。

主流煙と副流煙

たばこの健康被害は,決して吸う人だけの問題ではありません。
たばこの煙には,本人が吸う「主流煙」と,たばこの先から立ちのぼる「副流煙」とがあります。副流煙はたばこの先から立ちのぼる煙のことです。

 

 

 

 

 

 

 

有害物質の量は主流煙よりも副流煙の方が数倍から数十倍も多いことがわかっています。
この副流煙を、自分の意思とは無関係に吸い込んでしまうことを「受動喫煙」と呼び,受動喫煙は様々な健康影響を及ぼすことが明らかになっています。

  • ニコチンは主流煙の2.8倍で血圧の上昇や心拍数を増やして心臓に負担をかけ、消化性潰瘍のリスクを高めます。
  • タール成分は3.4倍で、40種類以上の発がん性物質を含み,身体の各臓器でがんの発生を促し,進行を加速させます。
  • 一酸化炭素は4.7倍含み、動脈硬化を促進させ,血液の酸素の運搬を妨害します。さらに各臓器の酸欠状態を引き起こし、運動能力や知的作業能力を低下させます。
  • カドミウムは3.6倍で、腎機能障害を促します。
  • アンモニアは46.0倍含まれ、 粘膜に対する刺激をもたらます。
  • ホルムアルデヒドは50.0倍で 眼・鼻・呼吸器を刺激し悪影響をもたらします。

受動喫煙による死亡者数の推計

わが国では、受動喫煙が原因で、脳卒中、虚血性心疾患、肺がん、乳幼児突然死症候群の病気で年間1万5千人が死亡していると推計されています。

受動喫煙による年間死亡数推計値
肺がん 2,484人
虚血性心疾患 4,459人
脳卒中 8,014人
乳幼児突然死症候群 73人
合計 約1万5千人

(厚生労働省検討会報告書 2016より)

毎年多くの人命が受動喫煙により奪われています。

受動喫煙(他人のたばこの煙を吸わされること)と個別疾病との相対危険度

(非喫煙者を1とした時の受動喫煙者の危険度)

個別疾病の相対危険度 相対危険度
肺がん死亡数(US-EPA報告 1998) 1.19
虚血性心疾患死亡数(Heらによる調査 1999) 1.25

たばこの煙による健康への悪影響は喫煙者本人にとどまりません。他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙についての健康影響は、流涙、頭痛などの症状だけでなく、肺がんや虚血性心疾患等の疾患の死亡率等が上昇したり、非喫煙妊婦でも低出生体重児の出産の発生率が上昇するといった研究結果が近年多く報告されています。小児では喘息、気管支炎といった呼吸器疾患等と関連があると報告されています。また、乳児では乳幼児突然死症候群と関連があると報告されています。

受動喫煙がもたらす病気は胎児から大人まで

  • 成人の場合

肺がん,虚血性心疾患(心筋梗塞,狭心症など),副鼻腔がん 子宮頸がん,気管支喘息の悪化,COPD 、認知症

  • 子どもの場合

肺炎,気管支炎などの呼吸器感染症,気管支喘息の発病と悪化,咳など
の慢性呼吸器症状、乳幼児突然死症候群(SIDS)

  • 胎児の場合

低体重出生,早産,周産期死亡 自然流産,先天異常,出生児の認識や行
動の障害,小児がん

COPDや認知症のリスクも受動喫煙で増加

・慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、2020 年には世界的な死亡原因の第 3 位になると予想されています。喫煙が COPD の主要なリスク因子であることはすでに明らかですが、イギリス・バーミンガム大学公衆衛生学・疫学科の P. Yin 氏らは、中国の中高年者において受動喫煙がCOPD および呼吸器症状に及ぼす影響を「広州バイオバンクコホート試験」で調べています。
調査では 15,379 人(女性 13,602 人、男性 1,777 人)の喫煙未経験者のデータをもとに受動喫煙と COPD、呼吸器症状の関連について解析を行ったところ、高度曝露群(40 時間/週、5 年以上)は、軽度曝露群(40 時間/週、2 年未満)に比べ COPD のリスクが有意に増大していました。また、呼吸器症状全般の発現頻度も有意に増加していました。
Yin 氏は「中国では、受動喫煙によって 1,900 万人の喫煙未経験者が COPD で死亡していると推計されるが、今回の知見は受動喫煙者に向けた緊急対策を促す強力なエビデンスをもたらすものだと結論しています。(Yin P et al. Passive smoking exposure and risk of COPD among adults in China: the Guangzhou Biobank Cohort Study. Lancet. 2007 Sep 1; 370(9589):
751-7)
・受動喫煙は認知症のリスクを高める
他人が吸ったたばこの煙を吸わされる「受動喫煙」が長期間に及ぶと、認知症の恐れが高まるとの分析を、米カリフォルニア大が公表しました。
研究に協力する65歳以上の市民3602人のうち、過去に喫煙歴や心血管疾患がない985人(66-92歳)を6年間、追跡しました。このうち、受動喫煙があった人は495人で、その期間が30年以上だと、認知症の発症率が約1・3倍になることが分かりました。(2007 年米国神経学会)

受動喫煙で年60万人が世界全体で死亡

受動喫煙による死亡者数は、世界全体で毎年60万人に達するとの推計を、世界保健機関(WHO)の研究チームが英医学誌ランセットに発表しました。うち16万5千人を5歳未満の子どもが占めるとみられている。

WHO、Lancet Publishes Study Critical Of Second Hand Smoke(2010/11/26)

受動喫煙防止の先行事例では明らかなリスク低減効果あり

禁煙法施行後に急性冠症候群による入院が 17%減少

英国スコットランドでは、2006 年 3 月末から公共の閉鎖空間での喫煙が全面的に禁止されました。この禁煙法施行の前後で、急性冠症候群で入院した患者の数を比較したところ、施行後に 17%減少しており、減少は非喫煙者で顕著であることが明らかになりました。
(Glasgow 大学 Jill P. Pell;NEJM、2008 年 7 月 31 日号)。

公共の場の禁煙法を実施した米国モンタナ州ヘレナでは心筋梗塞が半減

禁煙条例前後で比較すると、それまで増加傾向にあった入院者数が、同条例が施行された 2002 年 6~11 月の6 ヵ月間には 40%も減少し、条例が廃止された 2003 年の同時期には再び増加に転じたそうです。
Richard P. sargent, et al. BMJ 328:977, 2004

 

 

 

 

 

 

 

 

 

受動喫煙による健康障害の【まとめ】

  • たばこの先から出る煙は、実はかなり有害です。
  • 副流煙の影響でわが国でも、年間1.5万人の命が奪われています。
  • 子供や家族の影響が大きいことがわかっています。
  • サイクリストや健康に関心がある方は、受動喫煙による健康被害が実は大きいことを考えて見ましょう。
  • 受動喫煙防止法施行は禁煙のチャンス!あなたも禁煙にトライしてみてはいかがでしょうか?

嫌煙家のラディアンでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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