こんにちは。ラディアンです。
10月になり日没が早くなってきました。先日15時すぎ頃からサイクリングでいつもの椿山に向かい、せっかくだからと3本目をスタートしたのが日没直前、頂上につく頃にはあたりは真っ暗に。サイクリングライトはありましたが、自分の居場所を知らせられる程度の少し暗いタイプでした。
サイクリング中に陥った空間識失調(バーティゴ)
空間識失調(バーティゴ)とは
主に航空機のパイロットなどが飛行中、一時的に平衡感覚を失う状態のことをいいます。健康体であるかどうかにかかわりなく発生します。
パイロットが機体の姿勢(傾き)や進行方向(昇降)の状態を把握できなくなる、つまり自身に対して地面が上なのか下なのか、機体が上昇しているのか下降しているのかがわからなくなる、非常に危険な状態です。しばしば航空機事故の原因にもなります。先日最新鋭のF35が青森沖で墜落したのもこれが原因と考えられています。
濃い霧の中や夜間の飛行など、地平線(水平線)が見えない状況で飛行する場合に陥りやすく、また視界が広くとも雲の形や風などの気象条件、地上物の状態などの視覚的な原因、機体の姿勢やG(重力加速度)の変化などの感覚的な原因によって陥ることもあります。
平衡感覚が錯誤するメカニズム
人間は内耳にある三半規管の働きと、地平線や水平線を目で見る視覚情報などを組み合わせて平衡感覚を保っています。三半規管は半円状の管内にリンパ液が入っており、身体(頭部)が傾くとリンパ液が管内を流れ、 リンパ液の流れを三半規管内の有毛細胞が感知すると「身体が傾いた」という情報を脳へ送ります。
雲中や濃霧などで視覚情報が無いと、リンパ液の動きだけでは自分の姿勢がわからなくなってしまうようです。
パイロットが自分の認識と計器の表示にずれが生じたときは、計器を信じなさいと教育されているようですが、実際に空間識失調になると「計器が間違っている、故障している。自分の感覚が正しいはずだ」と考えがちになることもあるそうです。怖いですね。
私がバーティゴに陥った原因
昼間用に使っていたライト(VOLT200)
ライトはCATEYEのVOLT200で、昼間用の自分を知らせるためのライトとして使っています。文字通り200ルーメンで、あたりが真っ暗になった椿山の下りでは、自分の速度や姿勢がわからなくなってしまいました。さすがに逆バンクまでにはなりませんでしたが、自分の姿勢やスピードがわからなくなって、めまいのような感覚に陥りました。たぶんあれは空間識失調(バーティゴ)だったんだと思います。バーティゴに陥った原因は、ライトが暗いことによる、視覚情報の低下からだと思います。
自転車で夜間にバーティゴに陥らないためには
暗いときに特に下りで使用するライトは明るいほうがよいですね。きちんと脳に視覚情報を与えることで、バーティゴを防げます。
夜も使えるお勧めライト
参考【現役ロードレーサーが選ぶ】ロードバイク用ライトおすすめ|明るい、機能面で優れた商品を紹介!
引用元:https://osusume.mynavi.jp/articles/87
CAT EYE(キャットアイ)『シンク コア』
光量/使用時間 | 500ルーメン/約2時間 |
充電時間 | 約3~6時間 |
電池方式 | USB充電 |
重量 | 94g |
- キャットアイの2019モデル
- 最大500ルーメンで2時間連続点灯が可能なヘッドライトの『シンク コア』に、別売のテールライト『シンク キネティック』や、セーフティライト『シンク ウェアラブル』をペアリングさせると、『シンク コア』のスイッチを入れるだけでほかのライトも自動的に点灯させることができる。
- ライトのペアリングは専用のスマートフォンアプリで行なうが、このアプリを使うと各ライトのバッテリーの残量もひと目でわかる。
CAT EYE(キャットアイ)『ボルト800』
光量/使用時間 | 800ルーメン/約2時間 |
充電時間 | 約5~9時間 |
電池方式 | USB充電 |
重量 | 140g |
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- 最大800ルーメンのハイパワーな充電池式のLEDライト
- カードリッジ式のバッテリーを採用し、予備バッテリーを購入して携行すれば、出先で電池切れになっても交換できる。
- バッテリーは『ボルト400』など、同社のほかのモデルとも共用可能。
- バッテリーが劣化してもバッテリーだけを交換できる。
- ハンドルの太さに関わらず素早く確実に固定できる別売のライト専用の台座『フレックスタイトブラケット』は、『シンク コア』同様、ほかのモデルとも共用できる。
KNOG(ノグ)『PWR ROAD』
光量/使用時間 | 600ルーメン/約2.3時間 |
充電時間 | 3.5時間(PWRバンク) |
電池方式 | USB充電 |
重量 | 25g |
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- ノグが2019年モデルで発表したライトのニューモデル『PWR』シリーズ
- ライトのヘッド部分と「パワーバンク」と呼ばれるバッテリー部分を自在に組み合わせて使えるモジュラー方式を採用
- 「パワーバンク」はモバイルバッテリーとして使うこともでき、スマートフォンやサイクルコンピューターの充電も可能なほか、ランタンやスピーカーの電源としても使える。
- この製品は、600ルーメンのLEDヘッドライトと3350mAhの「パワーバンク」をセットにしたモデルで、ヘッド部分は進行方向をワイドに照射する独自の楕円ビームのレンズパターンを採用しているため、ナイトライドも安心。
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LEZYNE(レザイン)『マクロドライブ 1100XL リモートキット』
光量/使用時間 | 650ルーメン/約2.5時間 |
充電時間 | 約4時間 |
電池方式 | USB充電 |
重量 | 195g |
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- レザインのハイパワーLEDライト『マクロ ドライブ1100XL』にリモートスイッチ対応モデルが登場
- リモートスイッチを本体後ろのコネクターに接続すると、手元のスイッチでライトの操作が可能に。
- ベースとなる『マクロ ドライブ 1100XL』は、650ルーメンで2.5時間、450ルーメンで4.5時間の連続点灯が可能
- 重量も軽く、ロードバイクに装着しても違和感がない。
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GARMIN(ガーミン)『バリア UT800』
光量/使用時間 | 800ルーメン/約1.5時間 |
充電時間 | 約4時間 |
電池方式 | USB充電 |
重量 | 130g |
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- 周囲の明るさに応じて日中はデイフラッシュ、暗い場所に行くとライトが自動点灯するなど、ライトの点灯モードや明るさが自動調節できるスマートライト。
- スマートライトとして使うには、別売の『サイクルコンピューター・エッジ』シリーズの対応モデルとペアリングしなければならないが、ライト単体で使うことも可能。
- 『バリア UT800』は最大800ルーメンで1.5時間の連続点灯が可能なハイパワーLEDライト。
CAT EYE(キャットアイ)『アーバン』
光量/使用時間 | 400カンデラ/約10時間 |
充電時間 | - |
電池方式 | 単3形アルカリ乾電池2本 |
重量 | 78g |
- 小型軽量で手軽に使える乾電池式ヘッドライト
- 電源は単3形アルカリ乾電池2本なので、もし走行中に電池が切れてしまっても、コンビニなどで容易に代わりの電池が手に入る。
- 800カンデラと従来のモデルと比べて明るさが2倍になっているのも特徴で、明るさが400カンデラになるまで10時間の連続点灯を可能とし、点滅モードなら最大250時間稼働。
- 街灯で比較的明るい都心部を走る際のメインライトとしてだけでなく、ハイパワーライトのサブライトとして活用するのもおすすめ。別売の専用台座『フレックスタイトブラケット』対応。
まとめ
わたしがサイクリング中にめまいのような感覚、バーティゴに陥った経験を書いてみました。あまり読者の皆さんに経験してほしくないですので、サイクリングは明るい時間に楽しむか、明るいライトで視覚情報がしっかり入るようにしましょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。