2021年後半となり、気候はずいぶん秋らしくなってきました。
気候が良くなるとロングライドに出かけたくなりますよね。
ロングライドのためには、しっかり準備し、ライド先でなるべくトラブルに遭わないためにメンテナンスも重要です。
今回は、チェーンをこまめに洗浄して、ロードバイクのドライブトレインを良い状態に保ちましょう、という記事です。
見た目がキレイになるだけではないチェーン掃除のメリット
チェーンがピカピカでちゃんとオイルが注油してある自転車は、乗り手が自転車を大事に扱っていることがわかりますね。
チェーンの汚れは愛車に対する気遣いのバロメーター。できる限りキレイな状態を保ちましょう。もちろんロングライドに挑戦するにあたっても、ピカピカのチェーンで臨みたいですよね。
そのメリットは……
- 駆動系の摩擦抵抗が低くなり、体力の温存につながる
- 汚れが減るとチェーンやスプロケットなど摩耗していくパーツの寿命が伸びる
- こまめに掃除することでトラブルに気づきやすい
こんな点が挙げられます。
そもそもチェーンがキレイだと身も心も軽くなります。
ライド毎にやりたい簡単な手入れ
簡単な手入れは、ライド後に毎回帰宅したらウェスやペーパータオル(キッチンペーパーでもOK)でチェーンを包みながらクランクを逆回転させて汚れを拭き取るだけです。大まかな汚れが取れて次のライドが気持ちよくスタートできます。
チェーン洗浄機と洗浄剤がセットになった便利なセット(PARK TOOL チェーンギャング)
より本格的に洗浄効果を期待するにはチェーン洗浄機を使うとよいです。
【準備】チェーン洗浄に必要なアイテム4つ
必要なアイテムは4つです。
- チェーン洗浄機
- チェーン洗浄剤(または家庭用中性洗剤)
- 拭き取り用布orペーパー(キッチンペーパーでも可)
- 仕上げ用のチェーンオイル
チェーン洗浄機(PARKTOOLチェーンギャング)
【手順】チェーン洗浄機の使い方
1.水と洗剤を入れます
チェーン洗浄機の中にはチェーンをゴリゴリ磨いてくれるブラシがついてます。
水はこFULLとか決まったラインまで入れればOKです。
このとき洗剤も入れます。専用洗剤やまたは家庭用洗剤を使います。
2.チェーンに設置します
チェーンに設置します。
場所はチェーンは下の部分のほうが挟みやすいので下側につけますが、この時フロントギアをアウターにしておくと上下のチェーンの幅が広がってやりやすいでしょう。
上のカバーをつけます。
きちんとはまった状態。
3.ペダルを回してチェーンを洗浄します
設置できたらペダルを手で回してチェーンを滑らせて洗浄します。このとき、ペダルを後ろ向き(カラカラいう向き)に回すほうがタイヤが回らなくて作業がスムーズにできます。
1~4の手順をきれいになるまで繰り返します。汚れの落ち具合によって、洗剤を新しくしてもう一度やってもいいし、大丈夫そうなら水のみにしてすすぎにしてもOKです。
4.チェーンの水気を拭き取り乾燥させる
いらない布や吸水性の良い使い捨てペーパー、キッチンペーパーなどでチェーンの水気や汚れを拭き取って乾かします。
チェーンは構造が複雑なので、表面が乾いていても奥に水が入っていることがあります。水に馴染むタイプのオイル以外は油なので水を弾きます。チェーンオイルをつけるのは乾いてからが原則です。
【裏技】チェーンが濡れてても注油OKな水置換性チェーンルブもあるよ
通常のチェーンオイルは水となじまないから使えませんが、このWAKO’Sの水置換チェーンルブは、半乾きでも特に気にせず注油できます。水置換性=水と馴染める油なので多少チェーンが濡れていてもOKです。
チェーンの汚れが落ちやすいのはどっち?食器用洗剤VS洗濯用洗剤
チェーン洗浄機には専用洗剤が理想的かもしれませんが、家庭用の「食器用洗剤」と「洗濯用洗剤」でも代用できるようです。
フォタラビさんの検証結果です。
食器用洗剤と洗濯用洗剤の比較結果
食器用洗剤
洗浄回数 :6回程度
汚れの落ち:まあまあ
泡立ち :多
手軽さ :良
メーカー :JOY(ジョイ)
洗濯用液体洗剤
洗浄回数 :3回程度
汚れの落ち:とてもよい
泡立ち :少ない~なし
手軽さ :中(使ってる家庭であれば)
メーカー :アリエール
洗濯用洗剤使用後のチェーンがこちら。
さすがアリエール!洗濯用洗剤はとてもよく汚れが落ちました。3回の洗浄で洗剤も落ち、チェーンに触れても汚れがほとんど指につかなくなりました。驚異的!ついでに泡立ちがほとんどないので洗浄もしやすい。
食器用洗剤は泡立ちが激しいのでギアやチェーンにまとわりついてしまい、それが洗浄回数を増やす原因になっていました。食器用洗剤ではチェーン汚れレベルの油を落としきれないようで、溶け残りの油汚れの塊で水回りなどを汚してしまいました。
ということで洗濯用液体洗剤をお勧めします、ということでした。
オススメのチェーン洗浄機セットと水置換型チェーン潤滑剤
①PARKTOOL(パークツール)チェーグギャング2.4
②WAKO'S CHAIN LUB浸透タイプ
まとめ
2021年後半となり、気候はずいぶん秋らしくなってきました。
気候が良くなるとロングライドに出かけたくなりますよね。
ロングライドのためには、しっかり準備し、ライド先でなるべくトラブルに遭わないためにメンテナンスも重要です。
今回は、チェーンをこまめに洗浄して、ロードバイクのドライブトレインを良い状態に保ちましょう、という記事でした。役立ちそうなアイテムとして
PARKTOOL(パークツール)チェーグギャング2.4
WAKO'S CHAIN LUB浸透タイプ
をご紹介しました。最後まで読んでいただきありがとうございました。