サイクリングは長時間走り続けることができるスポーツですが、長時間良いパフォーマンスを持続するためにには、エネルギーに関する知識も重要です。
エネルギー源としてはまっさきに「糖」が頭に浮かぶと思いますが、大きな力を発揮できる「糖」を温存しながら、長時間運動できる燃料があるとしたら? それは「脂肪、脂質」です。
脂質の中でも中鎖脂肪酸は分解が早く、サイクリング前に摂取しておくと、糖エネルギー消費を補って、パフォーマンスアップ、エネルギー枯渇の防止に役立ちます。
脂質は糖と比べ約50倍のエネルギー量を体内貯蔵
脂質は糖と比べ約50倍のエネルギー量を体内貯蔵することができます。
体内に準備されている糖質の量は約2,000キロカロリーと言われているので、脂質の体内貯蔵エネルギーは約100,000キロカロリーとなります。この膨大なエネルギーが効率よく使えたとしたら? 大きな武器になることは間違いないですね。
MCT=中鎖脂肪酸…ってなに?
MCT(Medium Chain Triglyceride)とは中鎖脂肪酸のことです。
一般の植物油に含まれるオレイン酸やリノール酸と同じ脂肪酸の仲間で、母乳や牛乳などにも含まれており、少量ですがあなたも普段から摂取している成分のひとつです。
このMCTは、ココナッツやパームフルーツなどヤシ科植物に含まれる成分です。
ココナッツオイルに約60%含まれているほか、牛乳にも含まれています。
MCTは、一般的な油よりも水になじみやすい性質を持ち、すばやく消化・吸収され、すぐにエネルギーになりやすいという特長があります。この性質を利用して医療現場では、手術後の患者さんの消化吸収を助けたり、スポーツ分野における栄養補給や、生活習慣病予防など、様々なシーンで利用やその効果が期待されています。
MCTは一般的な油の約4倍早くエネルギーになる。
MCTは分子の長さが、大豆油、なたね油などのLCT(長鎖脂肪酸)の半分で、水に溶けやすい糖質とおなじく、小腸から門脈を経由して直接肝臓に入り分解されます。LCTは、小腸からリンパ管を介し、静脈を通って脂肪組織や筋肉、肝臓に運ばれ、必要に応じて分解・貯蔵されます。
MCTとLCTは消化・吸収後の経路が違うため、MCTは一般的な油と比べて約4倍早くエネルギーになります。
注目のケトン体はMCTから効率的に作られる!
身体はエネルギー源として炭水化物を好み、最初に燃やします。もし炭水化物を減らすと、体は脂肪を分解してエネルギー源にするようになります。この時、身体はケトーシスという状態になります。
ブドウ糖が体内にあるときでも、ケトン体を効率的に作り出す成分がある。その正体は、摂取後、直接肝臓まで運ばれる「MCT(中鎖脂肪酸)」です。
MCTを多めに含む食用油への転換でダイエット効果も
油は他の栄養素に比べて重量当たりのカロリーが大きいため、摂取量を減らそうと考えがちです。
しかし、極端に油を減らすと、皮膚の弾力や、身体の潤滑油としての働きまで損なってしまうことになりかねません。
そんなときに役立つのも一般的な油と比べて分解されやすく、短時間でエネルギーになる「中鎖脂肪酸」です。
こんな試験結果も。
一般的な油(長鎖脂肪酸油)から、中鎖脂肪酸を11%程度含む食用油に替えて、12週間使用した方は、試験終了時に内蔵脂肪の減少が認められました。
内臓脂肪の減少によりからだが軽くなれば、サイクリストにとってパフォーマンスアップにつながっていくはずですね。
注目が集まる第4の栄養素MCTがサプリに
『MCT CHARGE ゼリーPRO』には、今話題のMCTオイル(中鎖脂肪酸油)が6g含まれています。
脂質は私たちの活動に欠かすことができないエネルギー源。
短距離のような瞬発力が必要なスポーツでは炭水化物が多く使われますが、ヒルクライムやエンデューロレースをはじめ長時間エネルギーを必要とするエンデュランス系スポーツで注目されているのが脂質です。
『MCT CHARGE ゼリー PRO』では、サイクリングに必要な“脂質”を手軽に補うことができます!
味はさっぱり、脂っぽくない
わたしもサイクリング前に試してみましたが、脂っぽくなくさっぱりした味です。
長期的な効果は確認していませんが続けられそうです。
まとめ
中鎖脂肪酸(MCT)をご紹介しました。
脂質の中でも中鎖脂肪酸は分解が早く、サイクリング前に摂取しておくと、糖エネルギー消費を補って、パフォーマンスアップ、エネルギー枯渇の防止に役立ちます。
効率的にこのMCTを摂取できるサプリ、MCTチャージゼリープロもありますのでご利用ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
あわせて読みたい
-
-
脂肪を燃やすケトジェニックダイエットとは?
ケトジェニックダイエットっていうダイエット法はご存知ですか? ケトジェニックダイエットとは? もともとてんかんの治療法として開発 てんかん発作は脳神経の興奮などで起きる発作の総称です。手足がぴくっと動 ...
続きを見る