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⑥ケガや故障を避ける

自転車とクルマの間隔「1.5m以上」空けよう!バーエンドミラーも自己防衛に役に立ちます。

自転車とクルマの間隔「1.5m以上」、海外では当たり前!?

自転車で車道を走る際に怖いのが、クルマから猛スピードで脇スレスレを追い抜かれることです。もっと怖いのが幅寄せです。自転車は道路交通胞上は車道の左端を走ることとされているので、元より限られた空間を走っておりクルマが寄って来たら逃げ場がありません。

「教習所でキープレフトと習ったから、自転車がいても一向に構わず常に左へ寄って走るのが正しい」と思っているのなら、その走り方だと怖いと思う自転車が多いことを認識して、改めてもらいたいですね。
自転車で車道を走ったことのない人には理解できないこともあるから、知らないことは罪ではないが、自分で走ってみるとよく分かますよ。

自転車を追い越すときの安全な車間距離の「世界標準」がすでにある

歩いている時に、いきなり横から知らない人が寄って来たら誰だって驚きます。クルマ同士で追い抜く際には十分な距離を取るのが当たり前なのだから、相手が自転車であっても同じように離れてほしいですね。安全な距離は1.5m離れることです。最低1mは離れてほしいです。

それだけ離れれば、万が一自転車が車道側に倒れても車輪で頭を轢かずに済みます。対向車が次々来て脇を1.5m離れて抜けない時には無理に追い抜かないでほしいですね。これを「思いやり1.5m運動」と呼び、10年ほど前から世界中で展開されています。

日本では愛媛県を皮切りに各地で運動が始まったばかりです。松山市内では既に伊予鉄のラッピングバスも走っているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

わざと幅寄せすると法律違反

「自転車に車道を走られると目障りだから圧力をかけて歩道へ押し戻そうと幅寄せしているのならば、これは立派な道路交通法違反です。道交法第2条二十二の進行妨害に当たります。思い当たることはないですか?

・最近では自衛のためドライブレコーダーを付けているサイクリストも出てきているそうです。

・クルマが車道の王様だと考えている人は考え方を変えましょう!

・幅寄せは違反行為ですから事故を起こせば悪意のある行為か少なくとも重過失という扱いになり、過失相殺の割合がドライバー側に極めて不利となる事態は免れず、リスクを冒して幅寄せしても自転車を車道から締め出すことは不可能です。

・最近では高齢者の免許証返納や若者のクルマ離れなどが顕著となり、今後もクルマは減って自転車は増える一方だから諦めて共存方法を考えなければなりません。

・海外からの観光客が増えて自転車で観光する外国人観光客が増えることも考えられます。歩行者や自転車の権利が強い国からのサイクリストに幅寄せすると「幅寄せ訴訟」も増える可能性があるかもしれません!?

・将来にわたり緩やかに国民が減って行く過程ではクルマも減るが、自転車も減るのではないかって? いやいや、既に多くの外国人が日本へ来て自転車で周遊しています。自転車で日本を見て回る外国人観光客は増える一方でしょう。世界標準を日本のドライバーも身につけましょうね。

受け皿である車道の改革を

幅寄せが起きる背景には道路インフラも影響しています。

現状では日本での自転車の走行空間は恵まれていません。日本は道路が狭いから自転車レーンの設置は無理と言われるが、せめて片側2車線以上の道路には設置を検討してほしいものです。

かつてクルマは偉かった

バブル期にはBMW3シリーズやベンツCクラスが増殖して六本木タクシーと呼ばれたりもしたそうです。とにかく便利だから多くの国民が欲しがって次から次へと乗り換えて来たし、住宅と共に所有することがステイタスにもなっていました。

公共交通機関の脆弱な地方では一家で数台を所有して各自が個別に移動し、もはやクルマなしの生活は考えられなくなっています。そうやって世界的に見ても過度なクルマ依存社会となった日本。

車は所有から共有へ。

車を所有することがステイタスであった時代は過ぎ去って、現在はカーシェアが進んできています。
仕事についても、働き方改革で、仕事一辺倒だった生活から、やがて余暇の楽しみが生まれます。発想は豊かになり、より付加価値の高いサービスや商品が生み出されるでしょう。

ステイタスシンボルだったクルマもシェアリングが進み、ガツガツしなくなれば運転に余裕が生まれ、道を渡ろうとしている歩行者を発見したら赤信号でなくても止まって譲る人が増える可能性だってあります。そんな時代は決して悪くないですね。むしろスマートで格好いいですね。

車の所有がステータスシンボルの時代では無くなりつつあるある時代です。

成熟度が高まった大人の社会。いつか日本がそうなったら、昔はクルマが偉かったんだってねと笑い合う日が来るのではないでしょうか?

近い将来ハンドル操作不要の自動運転車が実用化されるかもしれません。

それが主流になれば幅寄せはなくなるでしょう。自転車も走りやすくなり、クルマと自転車を構造物で分離する必要もなくなるでしょう。幅寄せ問題もお互いの理解が進めば、近い内に解決できるでしょう。

 

サイクリストの自己防衛のためには、後方の状況を時々確認することが重要です。ロードバイクでもクロスバイクでも装着できるこのバーエンドミラーはお勧めで、私も重宝しています。

まとめ

今回は、自転車と車の共存のために車が自転車を追い越す時の間隔をできれば1.5m開けることで、安全に追い越すことができ、自転車と車がうまく共存できるようになるというお話でした。自己防衛にはバーエンドミラーなど後方をこまめに確認するアイテムも重要と思います。本当のところは、後方からくる自動車が、安全を確認し担保すべきですが。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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