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アストラゼネカコロナワクチンによる血栓症はどの程度?若い人はファイザー社製がよいかも。

私も先日1回目のファイザー社製ワクチン接種が終わりました。幸い一回目では特に大きな副反応は起きませんでした。

先行して接種が開始されているヨーロッパ諸国では、アストラゼネカ社製のワクチンによる血栓症報告があります。

アストラゼネカのワクチンは「ウイルスベクターワクチン」と呼ばれるタイプで、新型コロナウイルスのたんぱく質を作る遺伝子を無害な別のウイルスに組み込み、そのウイルスごと投与します。

 

 

 

 

 

世界の70を超える国と地域で使われ、アストラゼネカは日本政府との間で6000万人分を供給する契約を結び、厚生労働省に対して承認を求める申請を行っています。(NHK記事

アストラゼネカワクチンから血栓症になる理由とは?

朝日新聞デジタル さんの記事によれば

英アストラゼネカの新型コロナウイルスのワクチン接種後に報告される血栓症は、「ヘパリン」という薬を投与した後に起きるまれな病気と似ていという研究結果を、ドイツなどの研究チームが米医学誌(New England Journal of Medicine)に発表しました。

ワクチンの接種後に血栓症を起こした、22~49歳の11人の症例を調べました。

血栓症は接種から5~16日で発症。6人が亡くなりました。このうち4人の患者の血液を調べた結果、全員から特殊な抗体が検出されています。

この抗体は、血栓ができるのを防ぐ薬「ヘパリン」の副作用として知られる「ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)」に特徴的にみられる抗体です。血を固めるはたらきをもつ「血小板」を活性化させ、血栓ができやすくなります。

さらに、接種後に血栓症になった24人の血液を分析。血液成分を、健康な人の血小板とまぜたところ、HITの患者と同じように、血小板が活性化されることが確かめられました。

チームは、ワクチンに含まれる何らかの成分が、ヘパリンの場合と同じような反応を起こして、この抗体がつくられた可能性があると指摘。HITと区別するために、この症状を「ワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症(VITT)」と呼ぶことを提案しています。

論文の原文は「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載されています。

 

ノルウェーの別のグループからも、同様の報告が出ています。

英国の医薬品・医療製品規制庁(MHRA)によると、3月末までに英国内でこのワクチンが2020万回接種され、79例の血栓症が報告されました。

このうち、19人が死亡しています。若い女性が多く、その多くは脳の静脈に血栓ができていたとのことです。接種後2週間以内の例が多いといいます。

若い人に、脳静脈血栓ができることは、ふつうなら考えにくく、ワクチンとの関連が考えられています。

日本政府はアストラゼネカ社と1億2千万回分(6千万人分)のワクチンを購入する契約を結んでいて、同社は厚生労働省に特例承認を申請しています。国内でこのワクチンが使われる場合、接種後にHITのようなことが起こりうると、現場がしっかり認識しておく必要があります

日本で「ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)」は、脳卒中の治療などでヘパリンが使われた人の0.01%~1%程度に起きるとされます。

HITのメカニズムは十分に分かっておらず、どんな人に発症のリスクが高いのか予測するのは難しいといいます。

英国の報告によると、単純計算で、ワクチン接種後の血栓症の発症は25万人に1人ほど、死亡は100万人に1人ほど。欧州の規制当局は、「ワクチン接種の総合的なメリットは、リスクを上回る」としています。

ワクチンによる血栓症とほかの血栓症との比較

ワクチン接種後の血栓症の発症は25万人に1人 に対して

ほかの血栓症のリスクは、経口避妊薬をのんでいる女性で2千人に1人ほど、エコノミークラス症候群は1千人に1人ほどとされます。

以上は朝日新聞デジタルさんの記事の抜粋でした。

感染による血栓症のリスクはワクチン接種の血栓症の8-10倍

ロイターによれば

英オックスフォード大の研究チームは2021年4月15日、脳内で血栓が生じるリスクは、英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの接種よりも、未接種でコロナに感染する場合の方が8-10倍高いとの分析結果を発表した。

 
米医療データベースに基づく研究で50万人のコロナ患者の脳静脈洞血栓症(CVST)を調べたところ、発症率は100万人当たり39人の計算になったという。一方、欧州医薬品庁(EMA)はアストラゼネカのワクチン接種後の同発症率を100万人に5人としている。

オックスフォード大のマクシム・タケ教授によると、コロナ感染後でもワクチン接種後でも、CVSTによる死亡率は同じ約20%だった。

研究を発表したのは、アストラゼネカのワクチンを共同開発したオックスフォード大のチームとは別のチーム。研究は査読をまだ受けていない。

アストラゼネカや米ジョンソン・アンド・ジョンソン(J&J)のコロナワクチンでは脳静脈洞血栓症の発症例が報告され、米当局は14日にJ&Jの接種を一段中断。デンマークはアストラゼネカのワクチンの使用中止を決めている。

血栓問題に対する各国の対応

NHKの記事によれば

アストラゼネカのワクチンをめぐって2021年3月、EU=ヨーロッパ連合の医薬品規制当局などから接種後に血の塊、「血栓」などが確認されたケースが報告され、ドイツやフランスなどヨーロッパ各国で予防的な措置として一時、接種を見合わせるなどの動きが出ました。

これについてEMA=ヨーロッパ医薬品庁の調査結果が2021年4月7日公表されました。

EMAによりますと接種後に血栓が起きたケースの多くは1回目の接種から2週間以内の60歳未満の女性で報告されているということです。

ワクチンの免疫反応が関係している可能性はあるものの非常にまれなため、新型コロナウイルスに感染するリスクを考えると接種するメリットのほうが上回るとしています。

また、イギリスの規制当局の調査では3月末までにイギリスで行われた2020万回分の接種のうち、接種後に血栓が確認されたのは79人で、このうち19人が死亡していました。

死亡した19人のうち50歳未満が11人、この中の3人は30歳未満でした。

こうした調査結果を受けて、イギリス政府は30歳未満に対しては別のワクチンの接種を勧めると発表しました。

さらにイタリアではアストラゼネカのワクチンについて接種を60歳以上に限ると発表したほか、スペインでも60歳から65歳の人たちに限ると発表しました。

イギリスの規制当局の調査結果から血栓が起きるリスクは100万人に4人程度、また、死亡するリスクは100万人に1人程度となります。

これについてWHO=世界保健機関は声明を発表し、より詳細な研究が必要だと指摘したうえで「まれな有害事象は、新型コロナウイルスに感染して亡くなるリスクと比較して評価されなければならない」としています。

また、ワクチンに詳しい北里大学の中山哲夫特任教授は「因果関係があるのかは慎重に見なければいけないが、リスクはできるだけ避けるべきで、原因がはっきりするまでは接種の対象となる年齢を制限するといった各国の対応は妥当だと思う。今後、日本でも慎重に検討する必要があるだろう」と話していました。

AnswersNews の記事によれば

オーストラリア政府は4月9日、英アストラゼネカ製に替わる新型コロナウイルスワクチンを追加発注し、同社製ワクチンの接種開始を延期すると発表した。香港政府も、血栓への懸念から同社製ワクチンの調達を中断すると表明した[ロイター]。

オーストラリアは、10月末までにすべての国民にワクチンを接種することを目指していたが、今回の決定によりその計画は事実上、頓挫した。アストラゼネカ製ワクチンをめぐる混乱は、公衆衛生における微妙なバランスが生み出す問題を浮き彫りにしている。

 

高齢者に限定
アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンはこれまで、世界中で数百万本が安全に接種されており、さらに数百万本の注文がなされている。ただ、接種後に報告されている血栓症への懸念から、一部の国は予防的な措置として高齢者層に使用を限定している。

オーストラリアの保健当局は、50歳以下の人にはアストラゼネカ製ではなくファイザー製のワクチンを使用するよう推奨した。政府はこれを受け、ファイザー製ワクチンを追加で2000万回分確保し、同社からの供給を2倍に増やしたと発表した。

オーストラリアのスコット・モリソン首相は、「アストラゼネカのワクチンを禁止するものではない」と述べ、「50歳以上の人にはアストラゼネカ製ワクチンの接種を強く推奨する」と強調。アストラゼネカは、オーストラリア当局の勧告を尊重するとし、この極めてまれな事象を説明し得るメカニズムを解明するため、世界中の規制当局と協力しているとコメントした。

欧州と英国の医薬品規制当局は、接種後にきわめてまれに起こる脳血栓がワクチンと関連している可能性があると発表。同時に、新型コロナウイルス対策におけるワクチンの重要性をあらためて強調した。

 

欧州医薬品庁(EMA)は、4月上旬までに3400万回中169件の脳血栓が報告されたと明らかにした。報告された症例のほとんどは60歳未満の女性で発生している。

EMAは、ワクチンと血栓の因果関係が確認されたり、その可能性が高いと判断されたりした場合には、リスクを最小化するための規制措置が必要になるとの認識を示している。EMAはまた、米ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンについても、血栓の報告を受けて調査を行っていることを明らかにしている。

 

アストラゼネカワクチンは安価で大量に生産

アストラゼネカのワクチンは、これまでに使用が認められたワクチンの中で最も安価で、大量に生産されている。予防接種は、世界的な大流行を抑制し、代償の大きいロックダウンを回避するのに不可欠とされ、同社のワクチンは多くの予防接種プログラムで中心的な役割を果たすと期待されている。

 

ドイツは、アストラゼネカ製ワクチンの接種を60歳以上に限定している国の1つだが、政府は今月9日、感染者の急増は新たなロックダウンが必要であることを意味しているとの認識を表明した。国立ロベルト・コッホ研究所のロタール・ウィーラー所長は「行動しなければ命が失われる」と述べている。

 

香港のソフィア・チャン保健長官は、年内に調達予定だったアストラゼネカ製ワクチンの輸入を延期すると表明した。チャン氏は「世界的に供給が不足する中、ワクチンを無駄にしないためにも、香港はアストラゼネカからワクチンの供給を受ける必要はないと考えている」と述べた。

 

香港政府は、より高い予防効果が期待できる別のワクチンの購入を検討しているという。香港は、アストラゼネカに750万回分のワクチンを発注しており、今年後半に供給される予定だった。チャン氏は、世界の金融センターである香港には、十分な代替手段があるとしている。

 

コスタリカ政府は今月8日、EMAのガイダンスを評価した上で、アストラゼネカのワクチンを使用すると発表した。コスタリカには同7日、4万回分を超えるワクチンが到着した。これは、世界保健機関(WHO)とGAVIアライアンスによる「COVAX」を通じた供給だ。

 

2回目は別のワクチンを接種する方法も

アストラゼネカ製ワクチンの使用を高齢者に限定している国は、ワクチンは有効であり、そのベネフィットは高齢者が新型コロナウイルスに感染するリスクをはるかに上回ると強調している。

 

フランスの高等保健機構は今月9日、アストラゼネカ製ワクチンの1回目の接種を受けた55歳以上の人に対し、2回目は別のワクチンを接種するよう勧告した。フランスでは、米ファイザー/独ビオンテックと米モデルナが開発した2つのmRNAワクチンの使用が認められている。

 

mRNAワクチンは、コロナウイルスの一部を模倣したタンパク質を体内で作らせ、免疫反応を引き起こす。アストラゼネカのワクチンは、弱毒化したチンパンジーのアデノウイルスを使ってコロナウイルスの遺伝子を運ぶものです。

 

フランスの保健機関は、2回目に別のワクチンを投与する場合は1回目の接種から12週間、間隔を空けるべきだとし、1回目と2回目で異なるワクチンを使用した場合の免疫反応を評価する研究の実施を推奨している。

まとめ

今回は、ヨーロッパで先行して接種されているアストラゼネカワクチンの血栓症の頻度、原因や各国の対策について報告されている記事を抜粋していきました。

60歳未満の人にとっては、わずかですが血栓症のリスクがアストラゼネカ社製ではありますので、ファイザー社製にきりかえるとか、の代替案が取られてきつつあるようです。

感染による血栓症リスクがワクチン接種による血栓症より8-10倍高いというオックスフォード大学研究もだされたこともあり、アストラゼネカワクチン接種=血栓リスクといううわけではありません。

しかしワクチン接種のベネフィット(利益)が最大でリスク(血栓症などの危険性)が最小になる選択枝をこれからも模索していかなければならないのでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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