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テレワークもマイクやフットスイッチを活用して音声入力、足入力で楽をしよう。

今回はパソコンの文章入力の効率を上げる音声入力の記事を書こうと思います。

 

音声の認識技術は、年々改善しており今では認識率もこの 文章を書いているGoogle ドキュメントでも向上しています。

 

趣味で私のようにブログを書いている方にとっても、またテレワークが浸透し文章のやり取りが仕事のメインになってきているこの時代では、音声入力を仕事に取り入れる方も増えてきていると思います。

 

この記事ではGoogleドキュメントでの音声入力の使い方や精度、さらに精度や効率を上げるマイク、フットスイッチについてまとめました。

Google音声入力の基本的な使い方

 

 PC で Google 音声入力を行う基本的な使い方は以下の通りです。

 

 

 

 

 

 

  1. PCのマイクがオンになっていることを確認する
  2. Chromeブラウザをインストールする
  3. Googleアカウントを持っていない場合は作成する
  4. ChromeブラウザでGoogleドキュメントのページにアクセスし、『Googleドキュメントを使う』をクリック
  5. 『新しいドキュメントを使う』→『空白』で新規文書を作成
  6. 画面上の『ツール』→『音声入力』の順にクリック

この手順により音声入力が可能となります。

画面上に表示されたマイクで、音声入力のオン・オフを切り替えられます。また、『Ctrl+Shift+S』のショートカットキーでも、音声入力の切り替えが可能です。

この文章も Google ドキュメントを使って音声入力で書いています。認識率は概ね良いようですがマイクの性能にもよるところがあると思われます。

私は仕事においても音声入力を高い頻度で使っています。

私の本業は画像診断レポートを作成することで、文字数にすると1日ではかなりの量になります。 Google ドキュメントでは平易な言葉を使いますのでほぼ全ての言葉が認識できますが、画像診断レポート作成においては専門用語が多く Google でも認識率はあまりよくないと予想しました。

Googleドキュメントでも診断レポート作成ができるか?

試しにGoogle ドキュメントの音声入力で医学用語を入力してみました.

以下の文章です。

「両側肺尖部に胸膜肥厚を認め陳旧性胸膜炎と思われます

右肺門部に腫瘍が疑われます

腫瘍の辺縁は不正で浸潤傾向があり肺がんの可能性が高いと思われます

同側に多量の胸水貯留が見られ不正な胸膜肥厚も伴っており胸膜播種が疑われます」

結論:Google音声入力は期待以上に認識率がいい

Google音声入力は期待以上に認識率がいいようです。これなら仕事にも使えるレベルかもしれません。

この医学用語を多く含んだ文章の中で誤認識があったのは不正の一文字だけで正しくは不整です。

皆さんの文章作成の仕事ジャンルにもよりますが Google ドキュメントの音声入力は期待以上に音声認識率が高いかもしれません。

*私の職場で使っている医学用語の音声入力ソフトは amivoice ExRad®というソフトウェアです。

そのソフトウェア会社(アドバンストメディアさん)から推奨されたマイクを使っています。それも Google ドキュメントの認識率の高さに関連している可能性があります。

皆さんもテレワーク用のお手持ちマイク、ヘッドセットがあれば、一度お試しに Google ドキュメントの音声入力を使ってみてはいかがでしょうか? 音声認識の精度をチェックしてみてください。きっと驚きますよ。

学生さんも卒論の作成やレポート提出などには、この Google ドキュメントを使われると良いでしょう。

もちろん、できればマイクも音声入力に適したマイクを探されるとよいでしょう。

この amivoice をリリースしているアドバンストメディアさんが医療用のソフトAmiviceEx®で推奨しているマイクは以下の機種です。

SpeechMike Pro LFH3200AmivoiceEx7標準)

 

日本の医療現場で最も使用されているハンドマイクです。単一指向性マイクの為、ある程度の雑音にも強い構造になっています。
エルゴノミクスデザインであり、右手と左手の両方で同じように操作できます。

AmiVoice® Front SP01(AmivoiceEx7標準)

 

日本人の手にフィットするように設計された日本製の音声認識専用のハンドマイクです。
長寿命のボタンを採用し、故障が少なく信頼性の高い製品です。また、マイク本体を抗菌加工してあります。

 

 

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Jabra EVOLVE 65 UC Mono

ワイヤレス(Bluetooth)運用可能な高性能ヘッドセットマイクです。
専用のUSBアダプターが付属しているので面倒なペアリング操作が不要です。最新のノイズキャンセリングマイクで周囲の雑音の影響を受けにくくなっています。

 

 

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Jabra Pro 935 UC

 

誰にでもわかりやすく使いやすい抜群の操作性を持った高性能ワイヤレスヘッドセットです。
進化したDSP(デジタル信号処理)機能とノイズキャンセルマイクの融合で、よりクリアな音声伝達を実現しています。

 

 

(個人的推奨:)WH100の後継

個人的にはplantronics社のWH100というbluetoothマイクを使っていますが、AmivoiceExRad®にも使えます。5年ほど前の製品で、現在は生産終了になっています。

現在はplantronics社の

Savi Talk(サヴィ・トーク)WT100/T ワイヤレス ヘッドセットシステムが後継機種のようです。Blootooth接続でPCに専用のUSBドングルレシーバーをさすだけの手軽さです。

ノイズキャンセリング機能付きで、騒音の中でもスマホとペアリングすれば、スマホの会話の質も向上するらしいですよ。耳にかけるタイプで煩わしくはありません。

私のマイクWH100はBluetoothでペアリングののち、ボリュームボタンを1回押さないとマイクが機能しないことに気づくまで数日かかりましたので同じ機種の人は注意してくださいね(USBの青ライト点滅がマイク機能状態)。

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ここまでの音声入力はたった10分ほどです。(校正時間は含まず)

急いでタイピングするより、それほど早くないペースで しゃべる方が、おそらく入力も早いのではないかなと思います。

それではここからタイピングによる指の障害について書いてみます。

タイピングによる指の障害

職場では他の人の目や耳もあり音声入力に抵抗がある方も多いでしょう。

しかし1日万単位の文字を指でタイピングしていると遅かれ早かれ指に障害が来ることは考えられます。

腱鞘炎はその中でもよく起こりやすいトラブルと思います。

ばね指と聞いたことがあるでしょうか?

私は最近左の薬指が朝起きると曲がって伸ばしづらく感じるようになり、調べると腱鞘炎の一つのばね指であるとわかりました。

それ以来音声入力を仕事場でも、今回のブログ作成でも多く取り入れることにより徐々にばね指の症状が改善してきています。

腱鞘炎は指の使い過ぎによることが多く、タイピング入力の機会が多い現代の仕事においては 起こりやすいトラブルと言えます。

皆さんもそうなる前に、音声入力に適したマイクを導入し、テレワークでは周囲に同僚の目や耳もない状態であれば早速導入されることをお勧めします。

 Google ドキュメントの音声入力は手っ取り早く導入でき、認識精度も良いのでおすすめです。

 Google ドキュメントで一旦文章を作りフォーマットが違えばコピー&ペーストを活用して文章作りの効率を上げられます。

Google音声入力のメリット

なんといっても無料である

Google音声入力はGoogleドキュメントについている無料の機能ですので、テレワーク用のでもマイクさえあれば導入できます。

意外に認識精度が良い

音声認識の精度が意外に良いので、放射線科診断レポートの作成でも、実は 無料のGoogle 音声入力でほぼ事足りるのかもしれません。

疲労軽減や腱鞘炎の予防になる

キーボード入力する時間が減るので、肩こりや腱鞘炎等から解放されます。また、PCのモニターを見る時間が減るので眼精疲労も軽減されます。

Google音声入力のデメリット

句読点や改行の入力ができない

Google 音声入力は句読点を入力してくれないので後でまとめて入力するか音声入力の途中でキーボードから句読点を入力する手間があります。

改行も入れられませんので、文章の体裁は後で整える必要があります。

Amivoice Ex Rad®のメリット

医学辞書が備わっている

医療専門辞書を搭載しているので専門的な医療文章の作成がスムーズに行えます。

変換精度が向上していく学習機能

入力の語数とともに 変換精度が上がっていく学習機能が備わっているところもよいです。

疲労軽減や腱鞘炎の予防になる

Google音声入力と同じですがキーボード入力する時間が減るので、肩こりや腱鞘炎等から解放されます。また、PCのモニターを見る時間が減るので眼精疲労も軽減されます。

モニターに集中できる

タイピングに気を捕らわれることが減り、モニターに集中できるようになるため見落としや誤認も減るかもしれませんが、これは個人の能力にもよりますね。

(診断レポートシステムによっては直接レポートシステムに文章が転送できない。そういう場合の一工夫)

 Amivoice Ex Rad®は診断レポートシステムによっては直接レポートシステムに文章が打てない(マイクの転送ボタンや転送コマンドでもレポートに反映されない)場合があります。しかしAmivoice®は使いたい。

ここで一工夫です。

  1. Amivoice® の設定で オプションの転送方法設定画面へ
  2. デフォルトの自動からクリップボードに変える
  3. 音声入力の最後に(転送)と発声
  4. クリップボードに記憶
  5.  対応しない診断レポートシステムの所見入力スペースにCtrl+Vでペースト

ひと手間はどうしてもありますが、手打ちよりはかなり効率が良いですよ。

Amivoice Ex Rad®デメリット

ソフトが高額

ソフトウェアの価格は約80万円と高額です。個人での導入は躊躇しますね。

しかし画像診断レポート作成の効率は確実に上がります。

さらに効率を上げるかもしれないフットスイッチ

近々導入しようと思っているPC入力用のフットスイッチが便利そうです。

知っていましたか?

1ペダルから3ペダルまであります。

 

 

(商品例;3ペダルフットスイッチ)

 

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これにエンターや 、(てん) 。(まる) ペースト(Ctrl+V)などを記憶させれば、さらにタイピングの頻度が減りそうですよね。

 

まとめ

今回はブログの作成や文章の作成において音声入力の活用法を書いてみました。

この一連の文章を書き上げるのに(校正を除けば)およそ30分もかかっていません。

手入力タイピングだと倍以上に時間がかかり、腱鞘炎や眼精疲労がくるでしょう。

ブロガーさんやテレワーカーさんも音声入力の便利さを知ると、もうその便利さから戻れなくなると思いますのでぜひお試しください。

私は近々PC入力用のフットスイッチも導入しようと思っています。

仕事時間を減らして、サイクリングなどの余暇の時間を増やせると体にも良さそうですよね。

Amivoice を導入されていない放射線科画像診断部門においても Google ドキュメントを傍らに置いておかれると、もしかすれば手打ちタイピングより診断レポート作成のスピードも 向上するかもしれません 。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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